テスラは、OEM臨床及び学術研究を目的とするMRI装置で用いられる、多種多様な超電導磁石を製造しています。
テスラは、HFC14傾斜磁場コイル及びそれを搭載した9.4T次世代全身用磁石システムの製造及び試験に成功し、それをアジアのある学術研究機関に納品しました。
テスラのUHF製品ラインナップには、コンパクト7T全身用アクティブシールド超電導磁石、9.4T全身用ゼロボイルオフ超電導磁石、11.74T頭部用超電導磁石、及びそれら全てに対応した最先端の高磁場用傾斜磁場コイルが含まれています。
これらUHF超電導磁石と傾斜磁場コイルを組み合わせたシステムは、脳部或いは他の器官部の構造画像および機能画像を中心とした科学および医学研究の為に使用されています。
UHF MRI装置を使用する研究者達は、彼らの研究が、癌、脳梗塞、てんかん、薬物乱用、アルツハイマー、パーキンソン氏病、ハンチントン病、注意不足障害、多発性硬化症、頭部障害、視力障害、及び統合失調症等の疾患や病気の為の被験治療の効果を挙げ、より早期の発見で、より正確な診断に貢献すると信じております。
これら研究をサポートする事を目的として、テスラは超電導磁石開発施設を拡大し、GEヘルスケア社、その他OEMや最終顧客のMRI装置に使用されるUHF超電導磁石の増産体制を確立しました。これによりテスラは以下の事を実現しました。
GEによる写真提供
- 産業界における最も経験豊かなUHF MRI超電導磁石の設計チーム。
- 5百万ドルに相当する超電導磁石開発施設を新設。
- 3~12T 或いはそれ以上の全ての磁場強度に対応した超電導磁石の設計、試作開発。
- 最新のゼロボイルオフ及びクライオジェンフリー技術。
MRI用電磁石
GEヘルスケアとテスラ・エンジニアリングとの協力関係により、学術研究施設対応の超高磁場7.0TMRI装置の実現.
「この契約により、GEは先駆者的なMRI医学会との協力関係を深め視野を広げる事が出来、さらに技術、科学及び医療における我々がこれまでに培ってきた経験を共有する事が出来る様になりました。」
「アメリカ、ヨーロッパ及びアジアにおいて、GE7.0T委員会は、既に、アルツハイマー、外傷性脳損傷及び経験的生理学の分野で多くのブレーク・スルーを成し遂げ、これら疾患の理解を深める事を可能にしました。引き続き、共に神経医学や他の分野にMRI医学の領域を広げ開拓していきたいと思います。」
リチャード・ハウスマン、GEヘルスケアMR部社長兼CE

製品例としては、こちらUHF超電導・小冊子を御覧下さい。

